讃嘆に二とは、 一釈迦讃嘆に二
         二諸仏讃嘆に二
 難易に二とは、 一に難は疑情、
         二に易は信心。
 執持に三、已・今・当。  発願に三、已・今・当。
『法事讃』に三往生あり。
 一に難思議往生  は『大経』の宗なり。
 二に双樹林下往生 は『観経』の宗なり。
 三に難思往生   は『弥陀経』の宗なり。
『大経』に言わく、「本願を証成したまうに、三身まします。」
 法身の証成、『経』に言わく、「空中にして讃じて言わく、決定して必ず無上正覚を成じたまうべし」と。文
 報身の証成、十方如来なり。
 化身の証成、世饒王仏なり。
仏土について二種あり。一には仏、二には土なり。