南無して心を至し歸命して西方極樂世界の諸の菩薩淸淨大海衆を禮したてまつる。願はくは諸の衆生と共に安樂國に往生せん。

普く師僧・父母及び善知識、法界の衆生と三障を斷除して、同じく阿彌陀佛國に往生することを得んが爲に、歸命し懺悔したてまつる。

[中夜讚]
第三に謹みて龍樹菩薩の『願往生禮讚の偈』に依て、一十六拜。中夜の時に當りて禮したてまつる。懺悔は前後に同じ。

南無して心を至し歸命して西方の阿彌陀佛を禮したてまつる。
天人に恭敬せられたまへる 阿彌陀仙兩足尊を稽首したてまつる 彼の微妙の安樂國に在まして 無量の佛子衆に圍遶せられたまへり
願はくは諸の衆生と共に安樂國に往生せん。

南無して心を至し歸命して西方の阿彌陀佛を禮したてまつる。
金色の身淨くして山王の如し 奢摩他の行象の歩むが如し 兩目淨きこと靑蓮華の若し 故に我彌陀尊を頂禮したてまつる
願はくは諸の衆生と共に安樂國に往生せん。

南無して心を至し歸命して西方の阿彌陀佛を禮したてまつる。
面善圓淨にして滿月の如し 威光猶し千の日月の如し 聲は天鼓倶翅羅の如し 故に我彌陀尊を頂禮したてまつる
願はくは諸の衆生と共に安樂國に往生せん。