一一の神通佛會に到り願往生　會會に法を聽きて無生を證す無量樂
　般舟三昧樂願往生　極樂に身を安んずる實に是精なり無量樂
　金樓・玉柱・瑠璃の殿願往生　眞珠の寶閣百千行なり無量樂
　重重の羅網相映飾し願往生　寶繩交絡して鈴珮を垂れたり無量樂
　晝夜に香風ありて時時に動かすに願往生　聲の内に皆三寶の名を稱す無量樂
　彼の國の衆生心眼利くして願往生　一を聞きて百千の門を悟解す無量樂
　般舟三昧樂願往生　處處に身を安んずる彼に如かず無量樂
　諸の童子と共に空に遊びて戲る願往生　手に香華を散じて心に供養す無量樂
　身光と瓔珞と互に相照らす願往生　一切莊嚴の光亦然なり無量樂
　或は樂器を奏して佛を供養したてまつるに願往生　化佛慈悲もて遙に授記したまふ無量樂
　同生の知識百千萬なり願往生　華に乘じて直に虚空の會に入る無量樂
　會會不同にして無億數なり願往生　彼此相過ぐるに障礙無し無量樂
　一切の時中に常に法を説く願往生　見聞歡喜して罪皆除こる無量樂
　佛と聖衆と身金色なり願往生　光光相照らし心相知る無量樂