
また大乗のもろもろの菩薩と倶なりき。

普賢菩薩と妙徳菩薩となり。慈氏菩薩等のこの賢劫の中の一切の菩薩に、また賢護等の十六の正士ありにき。善思議菩薩・信慧菩薩・空無菩薩・神通華菩薩・光英菩薩・慧上菩薩・智幢菩薩・寂根菩薩・願慧菩薩・香象菩薩・宝英菩薩・中住菩薩・制行菩薩・解脱菩薩なり。

みな普賢大士の徳に遵って、もろもろの菩薩の無量の行願を具し一切功徳の法に安住せり。十方に遊歩して権方便を行じ、仏法の蔵に入りて彼岸を究竟し、無量の世界において現じて等覚を成じたまう。兜率天に処して正法を弘宣し、かの天宮を捨てて、神を母胎に降す。右脇より生じて現じて七歩を行ず。光明顕曜にして普く十方無量の仏土を照らしたまう。六種に震動す。声を挙げて自ら称う。「吾当に世において無上尊となるべし」と。釈・梵、奉侍し、天・人、帰仰す、算計・文芸・射・御を示現して博く道術を綜い