もし爾らずんば、正覚を取らじ。
四五 たとい我、仏を得んに、他方国土のもろもろの菩薩衆、我が名字を聞きて、みなことごとく普等三昧を逮得せん。この三昧に住して、成仏に至るまで、常に無量不可思議の一切の諸仏を見たてまつらん。もし爾らずんば、正覚を取らじ。
四六 たとい我、仏を得んに、国の中の菩薩、その志願に随いて、聞かんと欲わんところの法、自然に聞くことを得ん。もし爾らずんば、正覚を取らじ。
四七 たとい我、仏を得んに、他方国土のもろもろの菩薩衆、我が名字を聞きて、すなわち不退転に至ることを得ずんば、正覚を取らじ。
四八 たとい我、仏を得んに、他方国土のもろもろの菩薩衆、我が名字を聞きて、すなわち第一・第二・第三法忍に至ることを得ず、諸仏の法において、すなわち不退転を得ること能わずんば、正覚を取らじ。」」
仏、阿難に告げたまわく、「その時に法蔵比丘、この願を説き