一切時中に地獄を憶して願往生 往生の心を發起し增上せよ無量樂
誓願して三塗の業を作らざれ願往生 人天の樂報も亦心にかくること無かれ無量樂
忽に地獄長時の苦を憶ひて願往生 捨てて須臾も安樂を忘れざれ無量樂
安樂佛國は無爲の地なり願往生 畢竟じて身を安んずるに實に是精なり無量樂
般舟三昧樂願往生 唯佛の一道のみ獨り淸間なり無量樂
淨土の莊嚴盡くること有ること無し願往生 十方より生ずる者亦窮無し無量樂
千劫・万劫・恒沙劫にも願往生 一切の去く者相妨げず無量樂
十方の衆生も未だ曾て減ぜず願往生 彌陀佛國も亦增すこと無し無量樂
彌陀の願力心に隨ひて大なれば願往生 四種の莊嚴普く皆徧し無量樂
三明六通常に自在にして願往生 徧く衆生の心想の中に入る無量樂
佛身の相好心に依て起り願往生 念に隨ひて即ち眞金の佛を現ず無量樂
眞金は即ち是彌陀の相なり願往生 圓光の化佛人の前に現ず無量樂
相好彌々多くして八万四なり願往生 一一の光明十方を照らす無量樂
餘縁の爲に光普く照らさず願往生 唯念佛往生の人を覓む無量樂