其聲微妙、演説苦空 無常無我 諸波羅蜜。復有讚歎 諸佛相好者。如意珠王 涌出金色 微妙光明。其光化爲 百寶色鳥。和鳴哀雅、常讚念佛念法念僧。是爲八功德水想。名第五觀。
衆寶國土 一一界上、有五百億寶樓閣。其樓閣中、有無量諸天、作天伎樂。又有樂器。懸處虚空。如天寶幢、不鼓自鳴。此衆音中、皆説念佛念法念比丘僧。此想成已、名爲粗見 極樂世界 寶樹寶地寶池。是爲總觀想、名第六觀。若見此者、除無量億劫 極重惡業。命終之後、必生彼國。作是觀者、名爲正觀、若他觀者、名爲邪觀。
佛告阿難 及韋提希、諦聽諦聽、善思念之。佛當爲汝 分別解説 除苦惱法。

演説す。また諸仏の相好を讃歎する者あり。如意珠王より金色微妙の光明を湧出す。その光、化して百宝色の鳥と為る。和鳴哀雅にして、常に念仏・念法・念僧を讃ず。これを「八功徳水の想」とす、「第五の観」と名づく。
 14衆宝国土の一一の界上に、五百億の宝楼閣あり。その楼閣の中に、無量の諸天ありて天の伎楽を作す。また楽器あり。虚空に懸処す。天の宝幢のごとし、鼓せざるに自ずから鳴る。この衆音の中にみな念仏・念法・念比丘僧を説く。この想成じ已るを、名づけて粗極楽世界の宝樹・宝地・宝池を見るとす。これを「総観想」とす、「第六の観」と名づく。もしこれを見る者は、無量億劫の極重の悪業を除く。命終の後に必ずかの国に生ず。この観を作すをば名づけて正観とす、もし他観するをば名づけて邪観とす。」
 15仏、阿難および韋提希に告げたまわく、「あきらかに聴き、あきらかに聴け。善くこれを思念せよ。仏、当に汝がために、苦悩を