南無して心を至し歸命して西方の阿彌陀佛を禮したてまつる。
此の世界の中に於て、六十有七億の不退の諸の菩薩あり、皆當に彼に生ずることを得べし。願はくは諸の衆生と共に安樂國に往生せん。

南無して心を至し歸命して西方の阿彌陀佛を禮したてまつる。
小行の諸の菩薩、及び少福を修する者、其の數計ふべからず、皆當に彼に生ずることを得べし。願はくは諸の衆生と共に安樂國に往生せん。

南無して心を至し歸命して西方の阿彌陀佛を禮したてまつる。
十方佛刹の中の、菩薩・比丘衆は、劫を窮むるも計ふべからず、皆當に彼に生ずることを得べし。願はくは諸の衆生と共に安樂國に往生せん。

南無して心を至し歸命して西方の阿彌陀佛を禮したてまつる。
一切の諸の菩薩、各々天の妙華・寶香・無價衣を齎して、彌陀佛を供養す。願はくは諸の衆生と共に安樂國に往生せん。

南無して心を至し歸命して西方の阿彌陀佛を禮したてまつる。
咸然として天樂を奏し、和雅の音を暢發して、最勝の尊を歌歎し、彌陀佛を供養したてまつる。願はくは諸の衆生と共に安樂國に往生せん。

南無して心を至し歸命して西方の阿彌陀佛を禮したてまつる。
慧日世間を照らして、生死の雲を消除す、恭敬して遶ること三帀して、彌陀尊を稽首したてまつる。願はくは諸の衆生と共に安樂國に往生せん。

南無して心を至し歸命して西方の阿彌陀佛を禮したてまつる。
彼の嚴淨土の、微妙難思議なるを見て、因て無上心を發す、願はくは我が國も亦然らん。願はくは諸の衆生と共に安樂國に往生せん。