願はくは諸の衆生と共に安樂國に往生せん。
南無して心を至し帰命して西方の阿彌陀佛を禮したてまつる。
我無始從り三界に循りて 虚妄輪の爲に廻轉せらる 一念一時に造る所の業 足六道に繋がれ三塗に滯まる 唯願はくは慈光我を護念して 我をして菩提心を失せざらしめたまへ 我佛惠功德の音を讚ず 願はくは十方の諸の有縁に聞かしめて 安樂に往生を得んと欲はん者 普く皆意の如くにして障礙無からしめん 所有功德若しは大少 一切に廻施して共に往生せしめん 不可思議光に南無し 一心に歸命し稽首して禮したてまつる
願はくは諸の衆生と共に安樂國に往生せん。
南無して心を至し帰命して西方の阿彌陀佛を禮したてまつる。
十方三世の無量慧 同じく一如に乘じて正覺と号す 二智圓滿して道平等なり 攝化縁に隨ふ故に若干ならん 我阿彌陀の淨土に歸するは 即ち是諸佛の國に歸命するなり 我一心を以て一佛を讚ず 願はくは十方無礙人に徧ぜん 是の如き十方無量佛 咸く各々心を至して頭面に禮したてまつる
願はくは諸の衆生と共に安樂國に往生せん。
南無して心を至し帰命して西方の阿彌陀佛を禮したてまつる。
我を哀愍し覆護して法種をして増長せしめ、此の世及び後生、願はくは佛常に攝受したまへ。