光光相照らして佛を供養し願往生 異口同音に極樂を讚ず無量樂
 彌陀時に應じて身相を動かしたまふに願往生 身光徧く十方の國を照らす無量樂
 放つ所の神光色無盡なり願往生 迴光還て彌陀會を照らす無量樂
 照らし訖りて光頂上より入れば願往生 大衆同じく授記の光なりと知る無量樂
 光を收むること未だ盡きざるに彌陀笑みたまひ願往生 普く大衆に告げて專心に聽かしめたまふ無量樂
 我今汝に菩提の記を授く願往生 久しからずして當に盡く來りて成佛すべし無量樂
 本住と他方の化生の衆願往生 遭ひ難き希有の法を得ることを慶ぶ無量樂
 娑婆長劫の難を免るることを得ることは願往生 特に知識釋迦の恩を蒙れり無量樂
 種種の思量巧方便もて願往生 選びて彌陀弘誓の門を得しめたまへり無量樂
 一切の善業は迴して生ずる利あれども願往生 如かず專ら彌陀の號を念ぜんには無量樂
 念念に稱名して常に懺悔すべし願往生 人能く佛を念ずれば佛還憶したまふ無量樂
 凡聖相知りぬれば境相照らす願往生 即ち是衆生增上縁なり無量樂
 他人の語を信受することを得ざれ願往生 但心をして淨ならしむれば此れ皆淨なりといふことを無量樂
 若し此れ同じく諸佛の國なりと道はば願往生 何に因りてか六道同じく生死するや無量樂