無量壽經優婆提舍願生偈註 卷下

論じて曰はく。
此は是れ解義分なり。此の分のなかに義に十重有り。一には願偈大意、二には起觀生信、三には觀行躰相、四には淨入願心、五には善巧攝化、六には離菩提鄣、七には順菩提門、八には名義攝對、九には願事成就、十には利行滿足なり。「論」は議なり。言ふこころは偈の所以を議するなり。「曰」は詞なり。下の諸句を指す、是は偈を議釋する詞なり。故に「論曰」と言ふ。
願偈大意は、
此の願偈は何の義をか明す、彼の安樂世界を觀じて、阿彌陀如來を見たてまつり、彼の國に生と願ずることを示現するが故なり。
起觀生信は、此の分の中に又二重有り。一には五念力を示す、二には五念門を出す。五念力を示すとは、
云何が觀じ云何が信心を生ずる。若し善男子・善女人、五念門を修して行成就しぬれば、畢竟じて安樂國土に生じて彼の阿彌陀佛を見ることを得となり。
五念門を出すは、