二所化とは、
一に「一仏の所化はすなわちこれ一切仏の化なり。」
二に「一切仏の所化はすなわちこれ一仏の化なり。」
六悪とは、
一に悪時、二に悪世界、三に悪衆生、四に悪見、五に悪煩悩、六に悪邪無信盛時なり。
二同とは、
一に十方仏等同心なり、二に同時におのおの舌相を出だす。
三所とは、
一に所説、二に所讃、讃に所証なり。
「一仏の所説はすなわち一切仏同じくその事を証成したまうなり、これを人について信を立つと名づくるなり、知るべしと。
次に行について信を立つとは、しかるに行に二種あり。一には正行、二には雑行なり。」
正行について、五正行・六一心・六専修あり。
五正行とは、
一に一心に専読誦、二に一心に専観察、三に一心に専礼仏、