七寶樹を吹くに、七寶樹皆復自ら五の音聲を作せり。亂風七寶樹の華を吹くに、華復前の如く皆自然に無量淸淨佛及び諸の菩薩・阿羅漢の上に散ず。。華地に墮ちて復厚さ四寸なり。華小しく萎めば則ち自然の亂風吹きて萎める華悉く自然に去る。亂風華を吹くこと是の如く四反す。則ち第一四天王の諸天人、第二忉利天上の諸天人、第三天上の諸天人、第四天上の諸天人、第五天上の諸天人、第六天上の諸天人、第七梵天上の諸天人、上第十六天上の諸天人に到り、上三十六天上の諸天人に至るまで、皆天上萬種自然の物を持ち、百種の雜色華、百種の雜香、百種の雜繒綵、百種の劫波育疊衣、萬種の伎樂、轉た倍して好く相勝れるを各々持ちて來り下り、無量淸淨佛の爲に禮を作して、則ち無量淸淨佛及び諸の菩薩・阿羅漢を供養す。諸の天人皆復大に伎樂を作して、無量淸淨佛及び諸の菩薩・阿羅漢を樂しましむ。是の時に當りて快樂言ふべからず。諸の天人、前に來れる者轉た去りて後に來る者を避く、後に來る者轉た復供養すること前の如し。更相に開避す。則ち東方無央數の佛國復計ふべからず。恒水の邊の流沙の如し。一沙を一佛として其の數是の如し。諸佛各々諸の菩薩を遣はすこと、無央數にして復計ふべからず。皆無量淸淨佛の所に飛び到りて、則ち無量淸淨佛の爲に禮を作し、頭面を以て佛足に著けて、悉く坐して一面に却き經を聽く。經を聽き竟りて諸の菩薩皆大に歡喜し、悉く起ちて無量淸淨佛の爲に禮を作して去る。則ち西方無央數の諸佛の國、復恒水の邊の流沙の如し。一沙を一佛として其の數是の如し。諸佛各々復諸の菩薩を遣はすこと、無央數にして都て復計ふべからず。皆無量淸淨佛の所に飛び到りて、則ち前みて無量淸淨佛の爲に禮を作し、頭面を以て佛足に著け、悉く坐して一面に却き經を聽く。經を聽き竟りて諸の菩薩皆大に歡喜し、起ちて無量淸淨佛の爲に禮を作して去る。則ち北方無央數の諸佛の國、復恒水の邊の流沙の如し。一沙を一佛として其の數是の如し。諸佛各々復諸の菩薩を遣はすこと、無央數にして都て復計ふべからず。皆無量淸淨佛の所に飛び到りて、則ち前みて無量淸淨佛の爲に禮を作し、頭面を以て佛足に著け、悉く坐して一面に却き經を聽く。