常に不退の身口意業を行じ、常に不動の身口意業を行じ、常に讚嘆の身口意業を行じ、常に淸淨の身口意業を行じ、常に離惱の身口意業を行じ、常に智慧の身口意業を行じ、覺悟成就し定慧成就したまへばなり。此の諸の菩薩は常に諸の天龍八部・人王・梵王等の爲に守護・恭敬・供養せられたまへり。一切衆生のために救と爲り歸と爲り明と爲り尊と爲り勝と爲り上と爲りたまふ。無量の行願を具し、饒益する所多し。天人を安穩にし一切を利益す。十方に遊歩して權方便を行じ、佛法藏に入りて彼岸を究竟す。智慧聖明なること不可思議なり。佛の法輪を轉じ如來の一切種智を成就す。一切の法に於て悉く自在を得たまへり。是の如き等の菩薩大士、稱げて計ふべからず。唯願はくは慈悲を捨てずして衆生の請を受け、一時に來會して此の道場に入り、今の施主某甲の爲に、功德を證明したまへ。今勸む、道場の衆等人等、心を斂めて歸依し合掌して禮したてまつれ。

 下高に接して讚じて云へ。

願はくは往生せん、願はくは往生せん。衆等希に諸佛の法を聞く。龍宮の八万四千藏、已に神光を施して道場に入り、功德を證明し、復願を滿てたまへ。茲に因て苦を離れて彌陀を見たてまつらん。法界の含靈も亦障を除かん。我等身心皆踊躍して、手に香華を執りて常に供養したてまつらん。

 高下に接して讚じて云へ。

願はくは往生せん、願はくは往生せん。龍宮の經藏恆沙の如し、十方の佛法復是に過ぎたり、我今心を標して普く皆請ず、大神光を放ちて道場に入り、