四十八願慇懃に喚ぶ願往生 佛の願力に乘じて西方に往け無量樂
般舟三昧樂願往生 娑婆永く別れなば更に何をか憂へん無量樂
罪と福と時との多少を問ふこと無く願往生 心心に念佛して疑を生ずること莫れ無量樂
般舟三昧樂願往生 六方の如來不虚を證したまふ無量樂
三業に心を專にして雜亂無ければ願往生 百寶の蓮華時に應じて見ゆ無量樂
般舟三昧樂願往生 臨終に聖衆自ら來迎したまふ無量樂
行者佛を見て心歡喜す願往生 彌陀手を接りて華臺に坐せしむ無量樂
般舟三昧樂願往生 坐し已れば身同じく紫金色なり無量樂
佛に從ひて須臾に寶國に至り願往生 直ちに彌陀大會中に入る無量樂
般舟三昧樂願往生 佛の莊戲の無數億なるを見る無量樂
三明六通皆具足して願往生 我が閻浮の同行人を憶ふ無量樂
般舟三昧樂願往生 同行相親しみて願はくは退すること莫れ無量樂
七周行道し散華し竟りて願往生 冥空の諸佛會を供養したてまつる無量樂
般舟三昧樂願往生 大會頂禮して彌陀に別れたてまつる無量樂